『代替療法ナビ』の取材でお世話になった大分の松山医院の松山まり子さんから突然お電話いただいた。
ここにはシュタイナー建築で建てられた素晴らしい温泉病棟があるのだが、こんど岩盤浴場をつくるらしい。大分は別府や湯布院があるところだから、良質な石がとれても不思議ではない。案の上、天降石という石が無尽蔵にとれるらしい。
早速、神社本庁が伊勢神宮の遷宮のときにひらいた『千年の森シンポジウム』で招聘したP.カラハン博士の講演録のコピーをお送りした。
博士の講演テーマは「常磁性の土壌と大気中の極低周波(ELF)が植物の成長に与える影響について」という一見、難解そうに聞こえるものだが、わかりやすく言えば、「雷によって生起したELFがこれらの岩石の上に輝く朝日によって高度に増幅され、それらの岩石が樹や草の成長を促進し、病気のからだを回復させるのに役立つ」(チラシ文面より)ということだ。
古代信仰が太陽信仰と巨石信仰なのはピラミッドやインカを見るまでもない。日本では磐座である。神社のご神体が神奈備の山だったり岩そのものだったりというのはご存知の方も多いだろう。神々が降臨する岩や岩場を磐座というそうだが、そこでは何が起こっていたのだろう? 古代の人々は何を神と感じたのだろう。
磐座の上に輝く朝日によって高度に増幅されたELFなのでは、樹や草の成長を促進し、病気のからだを回復させるELFを感じたのではないか? それを人々は神と呼んだのではないかというのがわたしの仮説である。最近ではこれを生育光線などと呼んでいる人も見受ける。
わたしたちは今、岩盤に熱を付与すると、輻射熱で伝わる遠赤外線が放射されるのを実感できる。輻射とは対象の熱と共振することで伝わるわけだから、からだの芯が温まる。一回入って一週間くらいぽかぽかしたのは前回書いた。
わたしたちは、岩盤浴のおかげで、ある種の岩が周波数変換して放射することができるのを実感できるようになった。そして、じつはそれが古代信仰につながるものだった。
10月7日には大阪で磐座学会が開かれる。
須田郡司、鎌田東ニ、千田稔と顔ぶれもすごい。
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