天変地異のニュースが相次ぐなか、先週末からTVでは、地震の特番が毎日のように放映されている。番組中では必ずといっていいほど、地震雲の話や動物予知が報告されたり、実験がでてくる。公的な機関が非科学的と認めない説だ。TVでやっているのは、「もう科学的なんてこたあ言ってられないでしょ、って危機感からだろう」。
現れた雲の形や方角と実際の地震の規模の大きさや時差などのデータが集まり分析されれば、活断層やプレートの摩擦がおき始めたとき、相当な確率で予知は可能だとアタシは思うね。
地磁気の異常が雲に映し出されるってのは、当たり前のことだからね。その当たり前を会社休んで逃げられるか? っていうのはこの当たり前に確信を持てるだけの積み重ねをしているかどうかなだけ。
雲は地磁気の影響で形をつくるっていうことを教えてくれたのは『静電三法』を著わし、晩年、相似象学を提唱した、戦時中の天才的技術者楢崎皐月だった。
数年前から毎朝、毎夕、空眺めるっていう贅沢な時間を有り難くいただいている身にすれば、観天望気していれば、最悪の事態は避けられるっていう自信はある。逃げればいいんだから。さしずめ、アタシの場合、大宮駅から新幹線で八戸くらいまで逃げられればいいから、3時間あればいい。でもなあ、殺到されると困る。足の悪いアタシとしては困る。だから言えない。ほんとうに大事な人にしか言えない。だから聞きます。
あなたは、朝夕、空を見上げてますか? と。