暑さは人を無言にする。
祈りに言葉はいらない。
8月は蝉の声と線香の香りと読経が似合う。
わたしたちは知っている。
この100年、世界でもとっとも数多く戦争を
してきたのはどこの国かを
朝鮮・ベトナム・グアテマラ・ニカラグア・
パナマ・湾岸・アフガニスタン・イラク。
この最大の戦争国は、飛行船ツェペリンに
始まる空爆を基本戦略にした。
戦闘員と非戦闘員(市民)を区別しなかった。
無差別爆撃、都市爆撃、戦略爆撃の下で
戦争とテロは同義になった。
東京大空襲そして、広島、長崎
長崎は戦争終結にほんとうに必要だったのだろうか?
ウラン型とプルトニウム型。
この破壊兵器を実験したかった人たちには
両方とも必要だった。
わたしたちは知っている。
たくさんの口実が用意されていることを
いわく、植民地解放・戦争終結・共産主義・自由と民主主義
彼らは情報操作で歴史を書き換えられると思っている。
でも私たちは知っている。
9.11は「実行したのは彼らだが、
私たちの中に望んだものがいる」のも。
選ばれたのがなぜ世界貿易センターだったのかも
罪深きもの、野蛮なものは、
文明の仮面を被っていることを
私たちは知っている。
資源枯渇、ハルマゲドン
怖れるものは怖れで自らを滅ぼすことを