古いものがいいというのは、何も書画骨董の世界ばかりではありません。古民家もそうです、
反対に、古くなって使い勝手が悪くなった狭小住宅をリフォームする番組「劇的before、after」が人気ですが、ほとんど改築と言ってもいいような家がリフォームと言うのはともかくとして、新たな息吹が吹き込まれ様々な細工を凝らした新しくなった家を多くのリフォーム相談者は歓迎しているようです。そこでもいつも注意しているのは、相談者の生活の記憶です。
先週、近くの古民家「あじと3」で開かれたクリスタルボウルの牧野さんの演奏会に行って来きました。
「あじと3」の写真はhttp://www.pinpoint.ne.jp/manpokei/2009/06/14/
ご覧のように住宅街にそこだけ別世界のようなまわりを木で囲まれた緑の一角があります。そこに、つたに覆われていたような気がしますが、一軒の木造の古民家が建っています。
玄関を入ると、普通の家ですから靴を脱がなくちゃいけないかと思って聞いたら中は土足でよかった。表玄関はガラスドアに改装されていました。
入ると3~40畳くらいの部屋があって不揃いの古いソファが並んでいる。思わず、70年代に通った下北沢のjazzとシャンソンの店「マサコ」を思い出して、主催者の磯田さんに「マサコみたいだねー」、と言ってしまいました。懐かしいという思いが湧いてきました。
正面は全面古いガラス窓で、冬は寒いだろうなぁ、と余計な心配をしましたが、外の木立のかげが映り込んで何とも言えずきれいでした。夏至まじかの夕闇のなかで聴くクリスタルボウルは最高でした。
今、マンション建築の話が出ています。古い家とマンションとはどこが違うのでしょうか? 建物を建てるというとまず緑の木々を切ります。「あじと3」のような木で囲まれた敷地は真っ先に木々を伐採するでしょう。木々を伐採しないで、ムダと思われる空間を活かして、合理性や効率だけに走らないマンションならいいのでしょうか? それともエコロジーを指針にしてカーボン・ニュートラルのペレットストーブのついたマンションならいいのでしょうか? 古きを尋ねて新しきを知る温故知新のほんとうの意味を教えてください。
2009/6/22
2009/6/14
世間は騒がしい。
なかなか日々是好日とはいかない。
先週は、鳩山氏が郵便事業問題で日本郵政の西川社長の続投を認めないと総務大臣を辞任したと伝えられました。
わからないことがあります。
株主総会が開かれるそうですが、いったい株主は国以外に誰がいるのでしょう? メリルリンチとか、ゴールドマン・サックスとか? がもう株を持っている? こっそりと。問題は株の上場ですが、今回の騒ぎで上場が遅れているそうです。上場されたら、彼らの思う壺です。もともと対日改善要求などで巨大な郵政の株を虎視眈々と狙っていたんでしょうから。
株式会社なら、いちばんの筆頭株主である国が西川社長を認めなければいいだけの話では? 郵政が増収だと言って西川社長は留任するようです。郵政を私物化したい人は、大はメリルリンチやゴールドマンサックスを例にあげるまでもなく小のオリックスの宮内さんまで、たくさんいるでしょうに。
そもそも郵政民営化なんてのは嘘で郵政私物化ですが。国が放漫経営をして赤字になって、民営化を口実に安く売りたたくというのが「かんぽの宿」問題の構図ですが、大はもっとスケールが大きい。株を上場させておいて、今回のような経済危機を演出して株価を下落させ、その機に乗じて一挙に買い占めるなんてのはお手の物でしょう、外資は。騙されてるわけにはいきません。
ほんとうに世間は騒がしい。

