この十年くらい、書評「のようなこと」をやっている。まあ、お世辞にも書評などと言えたものではない。だいたいがブックガイドのようなものだ。自分との接点みたいなものにも触れながら、かといって主観的なものにもならないように注意して書いてきた。ワタシは「食・農・環・健」をテーマにしているので、どうしても食養とか代替医療とかいったものが多くなる。
主に大阪の正食協会が発行する『むすび』やCAMUNet(代替補完医療利用者ネットワーク)のニュースレターに書かせてもらっていたのだが、これがなくなった。媒体がじゃなく、担当ページがである。発表する場がなくては、いろいろ献本いただいても申し訳ないので、書かせてくださいとお願いして代替医療の専門誌BNP(ビイングネットプレス)発行の『いのちを考えるヒーリングマガジン 地球人』にメイルしたところ、ちょうど、下の二冊を載せようとしていたのでお願いしますってことになった。
アンドルー・ワイル博士の『ヘルシーエイジング』角川書店 とサクストン・バー博士の『新版・生命場の科学』日本教文社 である。
それぞれのブックガイドは明日アップするけど、この半年ほどのあいだ読んだ本を面白かった順に並べてみる。順番はつけない。フィクションもドキュメンタリーも写真集や画集や専門書も実用書などもあれば、微妙なところもあるので、順番は難しい。新刊じゃない、結構古いものもあるので、ご容赦ください。あくまでわたしが読んだ時期というくくりなので。
- 『香水 ある人殺しの物語』
P.ジュースキント 文春文庫 - 『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』
赤松圭介 ちくま学芸文庫 - 『老人力』
赤瀬川源平 ちくま文庫 - 『わたしが治る12の力 自然治癒力を主治医にする』
上野圭一 学陽書房 - 『王道楽土の戦争 上・下』
吉田 司 NHKブックス - 『ダヴィンチの暗号99の謎』
福知 怜 二見文庫 - 『ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下』
ダン・ブラウン 角川文庫 - 『謎の豪族 蘇我氏』
水谷 千秋 集英社新書 - 『日本語に探る古代信仰 フェティシズムから神道まで』
土橋 寛 中公新書 - 『日本語と神道 日本語を遡れば神道がわかる』
茂木 貞純 講談社 - 『神社の系譜 なぜそこにあるか』
宮元健次 光文社新書 - 『必笑小咄のテクニック』
米原万里 集英社新書 - 『超微量漢方パワーの奇跡』
菅野 佐百合 廣済堂 - 『黒体のふしぎ 21世紀の新素材』
酒井 弥 技法堂出版 - 『放射能で首都圏消滅』
三五館 - 『さくら』
奥村京華 三五館 - 『星の王子さまをフランス語で読む』
加藤恭子 ちくま学芸文庫 - 『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』
梅田 望夫 ちくま新書 - 『乱世を生きる 市場原理は嘘かも知れない』
橋本 治 集英社新書 - 『聖なる石に出会う旅』
須田郡司
と、いま本棚見て確認したのはこんなところ。