世間は騒がしい。
なかなか日々是好日とはいかない。
先週は、鳩山氏が郵便事業問題で日本郵政の西川社長の続投を認めないと総務大臣を辞任したと伝えられました。
わからないことがあります。
株主総会が開かれるそうですが、いったい株主は国以外に誰がいるのでしょう? メリルリンチとか、ゴールドマン・サックスとか? がもう株を持っている? こっそりと。問題は株の上場ですが、今回の騒ぎで上場が遅れているそうです。上場されたら、彼らの思う壺です。もともと対日改善要求などで巨大な郵政の株を虎視眈々と狙っていたんでしょうから。
株式会社なら、いちばんの筆頭株主である国が西川社長を認めなければいいだけの話では? 郵政が増収だと言って西川社長は留任するようです。郵政を私物化したい人は、大はメリルリンチやゴールドマンサックスを例にあげるまでもなく小のオリックスの宮内さんまで、たくさんいるでしょうに。
そもそも郵政民営化なんてのは嘘で郵政私物化ですが。国が放漫経営をして赤字になって、民営化を口実に安く売りたたくというのが「かんぽの宿」問題の構図ですが、大はもっとスケールが大きい。株を上場させておいて、今回のような経済危機を演出して株価を下落させ、その機に乗じて一挙に買い占めるなんてのはお手の物でしょう、外資は。騙されてるわけにはいきません。
ほんとうに世間は騒がしい。
2009/6/14
2009/6/2
呼吸法にもさまざまあります。ここでとりあげるのは、深くて速い呼吸法。ホロトロピック・ブレスです。
ホロトロピック・ブレス(ブリージング)はスタニスラフ・グロフがトランスパーソナル心理学のなかで提唱した呼吸法で、ロボット犬のアイボの開発者として知られる天下司郎さんがその名をつけた全国ネットワークをやっているので、ご存知の方も多いでしょう。
お産のときのラマーズ法ですすめられるのも多分、このホロトロピック・ブレスでしょう。まあ、そうは言われませんが。言われないのにはわけがあります。
この呼吸法は過喚起を引き起こし変性意識を引き起こすことで知られているからです。トランスパーソナルすなわち個を超える変性意識はナチュラル・ハイによって引き起こされます。ランニング・ハイなどとして知られています。
深くて速い呼吸法を2~3時間続けていると、えも言われぬ気持ちよさに襲われるというのです。かつては、助産婦さんによってとりあげられていたお産が周産期医療にすりかえられました。自然なお産が危険なお産になったのです。
つらくて苦しいと思われているお産が、二度と体験できない至上の快楽と紙一重であるのは『オニババ化する女たち』で話題になった津田塾大教授の三砂ちづるさんも言っています。生と死、苦痛と快楽が隣り合わせになっているのは生の不思議としかいいようがありません。
こうして書いている合間に「山陽道を行く」というNHKの番組で山口県坊府の笑いの会のニュースをやっていました。
抱腹絶倒とか腹の皮がよじれるほど可笑しくて死にそうだなんていいますが、これも深くて速い呼吸です。まあ、2~3時間は続けられないでしょうが。