政治の話題が続きます。来るべき8月30日の総選挙では、政権交代が行われます。自民党逆風説は当たり前として、どのくらい負けるのかが目下の興味の焦点です。予告しておきます。自民は雪崩をうったように大惨敗するでしょう。
郵政民営化が争点で争われた前回の総選挙では、人々は郵政民営化にではなく「自民党をぶっこわす」といったことに投票したのです。それが、いつのまにか自民党は延命し壊れなかった。人々は小泉に騙されたのです。
問題は、それがそのまま民社党の大勝利にならないところにあります。民社党は、所得税の再配分に、無駄を省いて優先順位をつける政策は成功するでしょう。いきおい格差の是正にも天下り公務員改革にも成功するかもしれません。外需に頼らず内需主導にする。これもある程度成功するかもしれません。それでも中程度の勝利です。
オバマのグリーン・ニューディールに向かい合ったかどうか仕事の種をつくることができるかどうかが試金石になります。来るべきバイオ(水素ガス)革命時代に投資できるか?
先例がないわけではありません。スゥエーデンの人口13万人のリンショップ市とクリスチャン・スタッド市のバイオ(メタン)ガス・プラントです。
これは前にもお伝えしましたが、詳細はこちらを参照してください。
http://cali.lin.go.jp/cali/manage/107/s-semina/107ss2.htm
http://cali.lin.go.jp/cali/manage/108/s-semina/108ss3.htm
です。
汚水や排水は下水として捨てるためにコストをかけられてきました。捨てられてきたものが新たなエネルギー源になる。それも持続可能なエネルギーに。江戸時代から戦前、肥だめの肥料が取引されたように蘇るのです。もし、排泄物がエネルギーになれば、石油や天然ガスなど世界のエネルギー源争奪戦争に歯止めがかかるでしょう。
2009/7/27
2009/7/24
前号の続きです。胴元がプレーに手を出して失敗したのが、リーマン破綻ではないのかと書きました。
あの堀江モンがフジテレビを乗っ取ろうと引き起こしたライブドア騒動のとき、800億の資金を提供した、ようするに金を貸したのがリーマンです。ライブドアは破綻しましたが、その間にリーマンは100億売り抜いてあぶく銭をそれこそ濡れ手に泡で稼いだそうです。まあ、賭場に巣食っているリーマンにしてみれば、赤子の手をひねるよりも簡単なことだったでしょう。
わたしたちは、真っ当にモノを考えます。相手が詐欺師だとは思いません。でも金融資本主義のプレーヤーはリーマンやヘッジファンドのような詐欺師だともうそろそろ気がついたほうがいいのではないでしょうか?
世界を動かしている金融資本主義とはカジノの原理で動いているカジノ資本主義だということです。カジノや賭場では最初は儲けさせてくれるとよく言われます。儲ける高揚感を覚えさせるために貸し付けるのだそうです。そして後でイカサマをやって身ぐるみはぐのです。
バブルやジャパンアズNO1と浮かれた日本人はその意味では騙し易い格好のターゲットだったでしょう。
郵政民営化がその好例にならないようにしなければなりません。2010年に「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」が上場されたら、外国人投資家すなわちハゲタカファンドが群がるでしょう。そして、そして株を操作して日本人の資産を強奪するでしょう。
そのために、旧郵政公社の腐敗を明らかにする動きがでてきています。昨夜の「報道ステーション」に騙されてはいけません。確かに旧郵政公社の腐敗は許し難いものですが、これは、上場を巡るメディア・コントロールではないのでしょうか? 密かに潜在下で蠢いているのはもっとずーっと恐ろしいものなのです。