体育の日をはさんだ連休の7日、大阪森の宮で「磐座学会」があったので、行って来た。数年前創立時には梶原岐阜県元知事や田中康夫元長野県知事も名をつらねていたが、巨石や石と植物や人間の生理などは研究対象にされているのですか? と伺ったら、古代史や考古学が対象ですとのお返事だったので、そのときは入会しなかった。
で、去年、その後の様子が知りたくて連絡をとって、年一回の会報誌をとったら、これが結構面白くて、年5千円の会費を払った。いろいろな友人知人たちに声をかけたら、札幌「まほろば」の宮下さんがすぐに入ってくれた。
これは、長い話になるので、要点をかいつまんで言えば、ある種の石や岩や土は植物の成長に影響を与えるということなのだが、石や岩のような無生物が生物の成長にかかわっているというのは始めて聞いたときは正直驚きだった。
それは、片山雄介くんが和蔵会でフィリップ・カラハン博士を呼んだときのことなので、かれこれ9年になる。当時はまったくちんぷんかんぷんだった。電気のこともELF(極低周波)のことも知らなかった。もちろん未だに電気や地球物理のことはよくわからない。
磐座学会で会長にカラハンさんの話をし、資料をお送りした。資料とは神社本庁が伊勢神宮の遷宮のときに開いた「千年の森シンポジウム」報告書のカラハン博士講演録である。
このコピーを縁のあった方にお送りしてきた。ただタイトルが難しい。
「常磁性の土壌と大気中のELF極超低周波(正確な命名が混乱してます)が植物の成長に与える影響について」だ。何のことかわかる人は少ないだろう。
資料をコピーするたびに読み返しているうち、最後にシューマン波の説明があったのに気づいた。極超低周波とはシューマン波のことだと、既に言っていたのだ。シューマン波については次回に触れます。
最近、遠赤外線の一部の周波数帯に同じ成長作用があるとして「育成光線」と呼んでいる人たちがいる。
岩盤浴も普及して来たので、ある種の岩が太陽エネルギーを別なかたちのエネルギー(波長帯)に変換しているのはわかってきた。
神々が降臨する場を磐座と言うわけだが、そもそも、そこで言う神々とはどんなものなのか。どんなときに降臨するのか? なぜそれが、ご神体とされる岩なのか? 二番目の講師だった鎌田東二さんは、神仏習合にかかわるのだが、神社や仏閣で感じる霊気のようなものについての質問に答えて、神社ばかりでなく古い仏閣でも霊気を感じるところはあります、と答えていた。
会場で、日本や世界の巨石やストーンヘンジを撮って歩いている須田さんに、今度行かれるところでは、赤外線フィルムで撮ってみてくださいとお願いした。
遠赤外線に感光するフィルムがあればいちばんいいのだけれど、「まあ赤外線でも」というくらいのつもりだったけれど、ほんとうは朝日、それも夏至や冬至の朝日でどう放射が起きるのか写真に撮れればすごいのだが、と思ってるのだ。
コメント (2) »
こんにちは、フィリップ・カラハン博士を検索していて行き着きました。
夏至著も、彼の説を紹介しています。
是非、「千年の森シンポジウム」報告書のカラハン博士講演録のコピーを・・・
コメント by 夏至著 — 2007/4/20 @ 13:34:22
経堂の「mame de cafe」で宮嶋サン(高橋さんのとこでの会のあとカラハンさんちに行った)の講演会をやったりしてました。
集まってくれた方にコピーをさしあげたりして、かれこれ30人くらいの方にさしあげたでしょうか? お送りします。
神社本庁さんにはOKいただいているので問題ないはずです。
他に『土壌の神秘』春秋社にカラハン博士の1章があります。
今年は善通寺市にある大麻神社にも行ってみたいのですが。
コメント by 有岡眞 — 2007/4/21 @ 11:44:52
コメント RSS トラックバック URI
コメントをどうぞ