磐座（イワクラ）学会に札幌まほろばの宮下さん、大分の松山さん、京都の建築家森田さんを誘ったことがあります。神々のより代とも降臨する場所ともいわれている 磐座を学術的に研究する会です。入った頃は、古代磁気の研究などもありました。
ただわたしの関心事は、アメリカの在野の科学者P.S・カラハン博士のいうある種の巨石や土壌が植物を育てるという点にあったのです。
博士は1996年伊勢神宮遷宮のときに開かれた「千年の森シンポジウム」とその２年後、川崎の醗酵と醸造の酒屋さんであり卸しであり自然食品店でもある片山さんが主宰する和蔵会が呼んで来日しています。昆虫学者であり、アンテナの専門家であり、形態学者であり、農学者であり、生物物理学者で、何よりも研究室に閉じこもっているような人でなく、現場に出て行くフィールドワーカーを自負しておられました。
その「千年の森シンポジウム」の特別講演は「常磁性の土壌と大気中の極超低周波（ELF）が植物の成長に与える影響について」というもので講演録に記されています。興味をお持ちの方は講演録コピーが２部あります。さしげます。
わかりやすく言うと、火山由来の巨石に朝日や雷が当たるとその巨石なりイワクラなり山なりがELFのエネルギーを放射してそれが、植物を成育させるのだということです。最近ではELFはシューマン波ともよばれています。岩鏡のように8Hzのシューマン波が増幅放射すると考えれば納得がいきます。
古代の人は放射されるこの目に見えないシューマン波を感知する能力を持っていたのではないか？ そして、そういう場所を神々が降臨する場、磐座といったのではないかいうのがわたしの説です。
ご神体が山であったり、巨石である神社は知られるとおりたりさんあります。拝殿があって後ろに何もない神社です。これは山を祀っているのです。それが仏教が伝わって庭園づくりで知られる枯山水にまでつながるのです。
ある種の石（無生物）が植物（生物）を育てるのには、見えない微細エネルギーが関わっていたのです。
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