『わたしが治る12の力』上野圭一著 学陽書房
あっという間に読んでしまった。一日半約5時間というのは読書スピードの遅い私としては驚異だ。ここでは、本の内容に踏み込む前に、私たちの暮らしの場にある共感について触れてみたい。
最近、本を読むようになった息子と速読術の話をしていた。栗田昌裕博士の文庫本を紹介してやった。栗田先生は国際生命情報学会で「共鳴カード」による実験報告をされている方だ。この実験報告は、意思伝達やシンクロニシティや直観伝達が同時にある方向にそって起きたという注目すべきものだが、これについては別なところで書こう。
むしろ、栗田先生は、3Dによる視力回復で話題になったので、そっちのほうで知っているという人のほうが多いかも知れない。目を読む装置としてではなく、写す装置として使うという発想は一点凝視型の体質で、居眠り運転になりがちだった私には目から鱗の提案だった。
とりあえず、本に従ってやってみた息子の感想は、「目の使い方を望遠型から広角型に変え」「読むのでなく写す」というのはすごく疲れる。ただ、集中力が増した」。それよりも「読む時間を意識するだけで速さが変わる」ということだった。彼の結論は、やみくもに情報を取り込もうとする速読より、自分の興味や関心にあわせて音読や精読や速読を組み合わせればいいんじゃない、という極めてまっとうなものだった。
誰にとっても「出会い」がある。本も同じだ。なおかつ、本には自分の理解力や関心にあわせて、何度も読み返したり、その時々で見え方が変わったりもするという不思議な現象が起こる。
そのときの自分にぴったりあうとこんなにスイスイと読めるモノか。というのが驚きだった。
コメント (1) »
本当にこの本は面白分かり易い本なので、
誰にでもすすめたくなりますね。
今年は「放棄力」をめいっぱい発揮するつもりです。
コメント by mizugame — 2006/1/9 @ 1:37:48
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