高橋丈夫さんの本をまとめていた。
その中には、養鶏業を営む高橋さんが出会った不思議体験が数々綴られている。ここで、そのいくつかを差し障りの亡い程度に披露しようと思う。
まず、日頃食べている卵の殻は、何でできているんだろうという疑問である。
もちろん、多くの人は「そりゃカルシウムに決まっている」と答えるだろう。
では、そのカルシウムはどこから来たのか? 「そりゃ、餌には
カルシウムたっぷりだから」と答えるに違いない。
では、親鶏がついばむ餌や土壌にカルシウムが一切含まれていないとすれば、卵はどうなるだろう?
答えは、卵は卵のかたちで生まれるのです。
同じことが牛にも言える。牛のアノ大きなからだは、牧草でできるのです。昨今では、飼料肥育が中心になっているとはいえ、その飼料は主にとうもろこしだときいています。
あんなに大きなからだをつくっているのがタンパク質じゃなくて草や穀物なんです。
この謎ときは、75年にノーベル医学・生理学賞候補になったルイ.ケルブラン博士の「原子転換説」にあるのですが、卵の殻を見るたびになんとも不思議な「錬金術」の世界をのぞいている気にさせられます。
およそ8年くらいになるでしょうか、毎朝背骨ゆらしをやっています。せんべい布団の上にあぐらをかいて、前後左右右まわり、左まわりにゆ~っくりと背骨をゆらしたりまわしたりするのです。
最初の頃は、教わったとおりそれぞれ9回合計36回やっていました。どのくらいゆっくりかというと1回が1分とすれば36分だし、半分だとすれば、18分になります。
計測しても、そのことに意味はないけれど、人に伝えるにはということもあって何分くらいやっているか、時計に注意していた頃があります。わたしの場合は20分くらいでした。1つの動きに30秒かけていたことになるわけです。
まあほとんどスローモーションです。
背骨ゆらしは「自発動」でもあるというので、どうしなさいというきまりはありません。風にそよぐ柳のようでも、海底のわかめのようでも、メッカに祈るイスラム教徒のようでも、五体投地をくり返すチベットの民でも、西式健康法のやり方でもいいのです。唯一、大事なのは続けてライフスタイルにすることでしょう。
何かを続けるのに必要なのは「気持ちよさ」だとわかったのは、わたしがもともと三日坊主だったからです。
その次に「背骨ゆらし」を続けられた理由は、毎日のようにシンクロニシティが起こるようになったことです。
「意味ある偶然」などといわれるアレです。共時性のほうがわかりやすいでしょうか。偶然、自分の想いが伝わった、共振したとしか考えられない現象が続くと、自分は集合的無意識にアクセスできると考えたりします。
トランス・パーソナル状態になっているとき「自分」なんてことはもちろん意識していません。雑念は流し、残った認識だけ意識します。わたしの場合は、それが「気持ちいい」だったのです。
で、今回のロハステキストでは、「背骨ゆらし」を「背骨ゆらしの瞑想」とこの宝ものを教えてくれた津村さんに許可をいただいて、「瞑想」にしたのです。