世間の流れは速いものです。「食べもの? 餌? エタノール?」 から3週間で、果汁100%のオレンジジュースが値上がりし、マヨネーズはもとより、予想通りサラダ油もあがるようです。
北海道ではひまわりからエタノール抽出が進んでいるようだし、とうもろこしは実からでなく残滓からの抽出も研究されてるそうだから、悲観する話ばかりではありません。
それより、大豆・トウモロコシと並べて、サラダ油も値上がりすると気がつくことありません?
そうです。問題は油です。そのうち、ゴマ油や菜種油、椿油やオリーブ油もエタノールとの競合になるのでしょうか?
ところでお宅の食用油、使ったあとどうしてます。Be Good Cafeでは
天ぷらのあとの廃油で石鹸づくりをすすめていましたが、廃油の回収をすすめてるとこは増えているようです。札幌の自然食品店「まほろば」のブログにありました。
ガソリンに混ぜるエタノールで競合するより、使った油を回収して再利用すほうがずっと大事ですよね。技術的なことはわかりませんが、再加工がいるとすれば、リユースじゃなくてリサイクルってことになるんでしょうか。
4月17日のNHK「クローズアップ現代」で穀物市場が高騰していると報道されました。まあ、こういうニュースはだいたい聞き流すんだけれども、LOHASのテキストをつくったこともあって、ちょっと見ました。
ようするに、とうもろこしやサトウキビからバイオエタノールを取り出す技術がすすんで、欧米ではこうした穀物市場が高騰しているというのです。ほんのわずかガソリンに入れれば、少なくとも化石燃料よりはいいでしょう、持続可能だからねえ、というわけです。
バイオエタノール工場はどんどんできているらしく、生産者も安く買いたたかれる餌よりエタノール原料のほうがいいということで、そっちに出荷しているようです。なおかつエタノール原料用なら遺伝子組み換えでも問題はないから、連作障害を防ぐために大豆との交互作付けをやめるところも出て来ているようです。
アメリカでは餌用とうもろこしの集荷業者は潰れるところがでてきているとか? これがわたしたちの暮らしにどう影響するかといえば、BSEの心配が少ない日本の高級牛肉、松坂だ近江だ但馬だ飛騨だといわれたブランド肉が値上がりすることでしょう。
まあ、これもそう口にすることのない当方、もともと手が届かないんだからいい。安い焼き肉屋の牛肉は、まあだいたい遺伝子組み換え餌と考えればいい。吉野家だってアメリカ牛ですから。1年に数回なら遺伝子組み替え餌で育った牛でもいいでしょう。
とうきびが人間の食べものから牛豚の餌としてアメリカから輸入されていたのはみなさんご存知の通りです。牛豚の餌なら遺伝子組み換えでもいい、ついでに大豆の作付けが減る。大豆油やコーン油は値上がりするでしょう。遺伝子組み換えしていない豆腐なんかも値上がりするんでしょうね。こっちはさすがに暮らしに無関係とはいきません。
これが農業を武器といっていたアメリカの奥の手ですかね。
でもなあ、とうもろこし、わたしの育ったところでは3時のおやつがわりで、とうきびと言ってたけれど、塩ゆでしてしょうゆつけて焼くとうきびはちゃんとしたのを残してください。国産のをね。それとタコス、細きリキャベツにベーコン、昔ヒョコリひょうたん島のひとみ座がやっていた渋谷のプルチネラで食ったの美味かった。これもちゃんと残してね。
穀物はまず人間の食料ですから。